
アイアンフェンスを倒れないように設置するために、必要な資材、フェンスの設置方法、設置にかかる時間と費用を解説します。
DIY初心者でも簡単にできる方法です。つるバラやクレマチスを育てたい人はぜひ参考にしてください。
DIY初心者が簡単に倒れないアイアンフェンスを設置するために、
を紹介します。
また、金属製のフックとワイヤーを使って壁面にフェンスを作る方法も紹介します。
つるバラやクレマチス用のフェンスを検討している人は参考にしてください。
アイアンフェンスを花壇に倒れないように設置する方法
私は、つるバラとクレマチスを植えるために花壇にアイアンフェンスを設置しました。
設置後、フェンスは台風で倒れることもなく、つるバラとクレマチスが順調にフェンスの前で育っています。
この体験をもとに、ここでは
について解説します。
必要な資材を準備する
フェンスを設置するのに必要な資材は
です。
アイアンフェンス
アイアンフェンスはホームセンターや通販で購入できます。
(画像: engei.net クライミングスクエアトレリスブラウン)
庭の雰囲気によっては木製のラティスの方が合うという場合でも、同じ設置方法でOKです。
コンクリートブロック
フェンスの土台を作るために1/2サイズのコンクリートブロックを使います。
(画像:ジョイフル本田オンラインショップ 軽量ブロック10cm 1/2コーナー)
必要な個数ですが、フェンスには支柱が2本あります。
支柱1本あたりブロックを1個使用するので、フェンス1台あたりブロックが2個必要になります。
でも、フェンスを連結する場合は、隣り合うフェンスの支柱に1個のブロックを使用できます。
ですから、フェンス2台あたりブロックは3個必要になります。
ドライモルタル
フェンスの支柱をコンクリートブロックの中に固定するために使用します。
(画像:ジョイフル本田オンラインショップ ドライモルタル 砂入セメント25kg)
すでに砂が混ざっているドライモルタルなら、水を入れて混ぜるだけで使えるので簡単です。。
水平器
水平器は、
- コンクリートブロックを土の中に設置する時
- フェンスをまっすぐに立てる時
- モルタルをブロックの穴に詰めるとき
- モルタルと水をかき混ぜるとき
- 作業に半日
- モルタルを乾かすのに一晩
- アイアンフェンスの価格
- 使用するアイアンフェンスの数
- 見た目がとてもスッキリする
- 使用する資材が安価である
- 塀が壊れない限り倒れない
に使用します。
(画像:Amazon シンワ測定 ブルーレベル マグネット無し 300mm)
土台になるコンクリートブロックを水平に置くことは、倒れないフェンスを設置する時の重要ポイントです。
レンガこて
レンガこては、
に使います。
(画像:Amazon 嘉彦レンガコテ(大)#1)
レンガこてはモルタルをかき混ぜる、すくう、ならすなどの作業のための道具です。
水と混ぜたドライモルタルは重いので、専用の道具を使えば、折れたり曲がったりすることなくスムーズに作業ができます。
バケツ
モルタルと水を混ぜるときに使います。
容量は14リットルあれば大丈夫でしょう。
(画像:Amazon リス バケツ 柔らかく衝撃に強いアクティブバケツ14L)
上の画像のバケツは柔らかいプラスチック素材でできているので、余って固まり始めたモルタルを取り出しやすいというメリットがあります。
アイアンフェンスを設置する
必要な資材が揃ったら、アイアンフェンスを設置します。
作業は、
という順番で進めていきます。
設置場所を決めて土を掘る
この工程は、1人でできます。
フェンスの支柱を設置する位置を確認して、コンクリートブロックが埋まるだけの深さに土を掘ります。
穴の中にブロックを置く
この工程も、1人でできます。
穴が掘れたら、ブロックを穴の中に置きます。
コンクリートブロックが土の中で水平になっているか、水平器を使って確認します。
ドライモルタルと水を混ぜ合わせる
この工程も、1人でできます。
ドライモルタルをバケツに入れてから、水を入れて、レンガごてを使って混ぜ合わせます。
セメントらしくなれば出来上がり。
水の量はドライモルタルの袋に書いてある通りに入れてください。
必要な量ですが、私の例を参考にしてください。
私の場合、
・ドライモルタル: 約12kg使用
で、水と混ぜたモルタルが少し余りました。
ブロックの穴にフェンスの支柱を固定する
この工程は、アシスタントが必要です。
コンクリートブロックの穴にフェンスの支柱を差し込みます。
フェンスを連結するときは、下の画像のように一つの穴に両方のフェンスの支柱を差し込みます。
アシスタントにフェンスを支えてもらって、その間にコンクリートブロックの穴にモルタルをレンガごてで詰め込みます。
最後に、フェンスの上に水平器を置いて、水平に設置できているか確認します。
そのまま、モルタルが乾くのを待ちます。
掘った土を元に戻す
モルタルが乾いたら、掘った穴に土を戻します。
乾くまでの時間は天候や季節にもよると思いますが、10月の晴天時に作業した際は、一晩で乾きました。
土を穴に戻す前に、ブロックの周りを大きめの石で囲むとさらに土台が安定します。
石は、庭を掘り起こすと無数に出てくるのはずですので、それを使用すれば良いです。
余ったモルタルの処分に注意する
余ったモルタルの処分方法に注意してください。
余らせないのが一番ですが、どれくらいのドライモルタルが適量なのかは、DIY初心者にはわかりません。
自治体によってゴミの分別基準や方法は異なります。
なので、必ず、お住いの自治体の規則に従って処分してください。
ちなみに、私もモルタルを余らせてしまいました。
そこで、余ったモルタルは、少し固まりかけたところでバケツから出して、砕いて、花壇の土留め(仕切)に使いました。
アイアンフェンス設置にかかる時間
アイアンフェンスの設置にかかる時間は
・作業時間
・モルタルを乾かす時間
の合計になります。
作業時間は設置するアイアンフェンスの数によって異なります。
参考までに私の作業時間を表にまとめました。
土台づくり 10分 x 8箇所 (アイアンフェンス6枚分) | 80分 |
ドライモルタルを水と混ぜる | 30分 |
コンクリートブロックにモルタルを詰める 10分 x 8箇所 |
80分 |
モルタルを乾かす | 一晩 |
掘った穴に土を戻す | 40分 |
ざっくりと
という感じでした。
アイアンフェンス設置にかかる費用
アイアンフェンスにかかる費用は
によって変わります。
・コンクリートブロック
・ドライモルタル
はそんなにコストはかかりません。
また、
・レンガこて
・水平器
・バケツ
は、借りたり、すでに持っているものを使うこともできます。
参考までに、私の場合アイアンフェンス設置にかかった費用を、下の表にまとめました。
アイアンフェンス6枚 | 28,264円 + 送料 |
コンクリートブロック8個 110円 x 8個 | 880円 |
ドライモルタル1袋 | 898円 |
レンガごて1本 | 566円 |
水平器 1個 | 739円 |
バケツ 1個 | 832円 |
合計 | 32,179円 + 送料 |
その上、重いので特別送料が通常配送料金に追加されて、かなり割高になります。
もう一つの倒れないフェンスの作り方
塀にワイヤーを張ってつるバラ用のフェンスを作ることができます。
この方法は、
というメリットがあります。
電動ドリルを使えるという人はぜひチャレンジしてみてください。
【ステップ1】
ワイヤーを設置する場所を決めて、コンクリート用の電動ドリルを使って、ネジ用の穴を開けます。
【ステップ2】
穴を開けたら、カールPCプラグというプラスチック製のプラグを穴に完全に差し込みます。
カールPCプラグは、後から取り付けるネジを固定させる役割があります。
【ステップ3】
ヒートン(洋灯吊)というネジをカールPCプラグをうめこんだ穴に取り付けます。
【ステップ4】
両端にヒートンを取り付けたら、ワイヤーを張ります。
これで完了!!
まとめ
土台をしっかりと作ってアイアンフェンスを設置すれば、台風でも倒れることはありません。
ここで紹介した、コンクリートブロックとモルタルを使う方法なら、DIY初心者でも簡単にできます。
私が1年半前に同じ方法で設置したアイアンフェンスは、暴風の時にも倒れません。
フェンス設置後すぐに植えたつるバラとクレマチスが育って、フェンスが見えなくなるくらい覆い尽くしています。
倒れないフェンスを設置して、つるバラやクレマチスをぜひ育ててください。
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